トップページ > 現地情報 > 9月現地情報

9月現地情報

一般企業が遊休農地の活用に一役!東海地域で「初」!

 伊勢市は遊休農地の有効利用を図るため、伊勢山田青果株式会社の子会社「有限会社お伊勢さん」と特定法人貸付事業の協定を結び、伊勢市村松町の遊休農地60aの貸し付けを行いました。05年の農業経営基盤強化促進法の改正で、市町村が基本構想において耕作放棄地が相当程度存在する地域を参入区域として設定することで、農業生産法人以外の一般法人にも農業参入を可能にした特定法人貸付事業を利用した取り組みです。
 「有限会社お伊勢さん」は特定法人貸付事業を利用した参入としては県内で4番目、また青果業の参入としては東海で「初」です。
 この60aには当面サラダ用タマネギが栽培されます。
 「有限会社お伊勢さん」は「少子高齢化や市場外流通の増加で、市場の価格形成力が弱くなっているので、その打開策のためにも市場の農業参入が大切」との持論から、来年度はさらに2haを借りて野菜の栽培に取り組みたいと大変意欲的です。
 当普及センターとしては今後も栽培技術支援、担い手としての育成支援を行い、少しでも遊休農地の活用を促進する活動を進めたいと考えています。

実稼働する伊勢市の担い手協議会

 8月20日、伊勢市担い手育成総合支援協議会が主催して「集落営農に関する研修会」を開催し、約60名の参加が有りました。これに至るには協議会の会議の際に「当協議会は真に農家のために存在しかつ機能しなければならない。そのために我々は何を今しなければならないか」という協議がもたれたことに端を発し、今回の運びとなりました。
 研修会の講師はいなべ市で集落営農に取り組んでみえる(有)藤原ファームの代表取締役、近藤正治氏で、活動の目的、経緯、活動の内容と成果そして今後の方向をお聴かせ頂きました。この講演を受けた参加者から「我々はものごとを捨ててかかっている」、「キーマンは地域に必ずいる」、「ふるさとのことをどれだけ思っているか」、「集落営農は難しい」など、取り組むに当たっての姿勢を教わったと口々に話されていました。
 今後は当協議会がそれらをいかに活かし、本来の役割を果たしていくかが課題となっています。

商品に力がない!やる気を本気に変えないと!女性起業研修会開催

 農村の女性が農産物等を活かした起業活動によって、経営に参画するとともに、地域の活性化に貢献している活動が注目されています。管内でも多くの女性が起業活動に取り組み始め、売上が1,000万円以上の事例もありますが、300万円未満の起業が83%と圧倒的に多いのが現状です。
 そこで先進事例を学ぶことによりステップアップを図ろうと管内農村女性アドバイザー主催による「女性起業研修会」が8月8日(水)伊勢庁舎に於いて開催されました。
 当日は起業農家や今後起業を考えている農家女性18名が参加しました。講師には地元玉城町でスローフードレストラン「旬菜 野の花亭」を経営する楠川陽子さんと(財)三重県農林水産支援センターの小林かよさんを招き、ご講演の後、意見交換を行いました。
 楠川さんからは起業のノウハウを伝授していただくとともに「自分の作るものを磨いて、誇りをもって商品づくりをする」「ネーミングを大切にする」「買う気を起こさせる商品作り」「話題性のある活動を考える」等々、体験にもとづく助言がとても参考になりました。小林さんからは三重県の女性起業の現状と課題、農村の良さを活かした起業の理念やポイントなど農家サイドの視点に立って説明いただきました。そのあと参加者から各自の起業状況や課題について意見交換し、持ち寄った商品についても講師からアドバイスをいただくことが出来、たいへん充実した研修会となりました。
 参加者が気づいたことをこれからどう生かしていくか、「やる気を本気に」どのように変えていくか、今後も普及センターは一緒に考え支援していきたいと思います。

女性起業研修会の様子

JA伊勢 産直販売を目指す野菜塾 第3期スタート

 JA伊勢「野菜塾」は、農業に興味がある人・定年退職を迎えこれから農業に取り組んでみたい人などを対象に農業の基礎知識向上・栽培技術習得をめざし平成18年6月に開校して以来、既に第1期生33名、第2期生52名が修了、第3期が平成19年8月からスタートしています。
 普及センターは企画段階から支援し、講師として指導していますが、作る喜びを感じてもらうことと併せて、産直販売を目指す野菜塾とし「売れる野菜を作る農業育成者コース」と位置づけています。
 座学による野菜づくりの基礎学習や病害虫防除研修とあわせて小俣地区の実習圃場を使っての現地研修を主体とし、土作りから始まり、施肥、播種、畝たて、定植、中期管理、収穫等を学びます。1期はキャベツなど秋冬野菜8品目、2期ではトマト・きゅうりなど春夏野菜10品目を栽培しました。参加者は初めての野菜作りに熱心に聞き入り、作業を楽しみ、収穫した野菜を使った料理実習では採れたて野菜の美味しさに満足し、好評のうちに修了式を迎えました。早速、いせ産直市場に参加を始めた修了生もあり少しずつ効果が出てきています。
 今後もJAとともに塾の充実を図り産直参加への呼びかけを続けるとともに、将来キャベツ等「いせ野菜」産地づくりの担い手としても育ってもらえればと期待しています。

ページのトップへ戻る